パソコンに感染したウイルスのために、社会的な被害が起きる場合があります。これは、パソコンの最大の特徴である、ネットワークを伝わって被害が拡大することでもあり、時に、国家的な問題にもなり、引いては、国際的な事件へ至り、外交問題に発展する可能性もあります。たとえば、ニュースなどでも、ある国の公的機関のホームページが改ざんされた、もしくは、軍関係の期間に、アタックが掛けられ、一時ネットワークが閉鎖したなどのものがあります。これは、ハッカーが自ら行っている場合もあれば、なんらかのプログラムを流す、つまり、ウイルスを使って侵入したり、あるいは、侵入を試みたりすることで起きています。多くは、イタズラとも言われていますが、近年は、サイバーテロという言葉もあり、単なるいたずらで済まされないものがあります。
しかし、国家機関ばかりでなく、企業においても、社会的な被害を拡大させてしまう場合があります。典型的な事例としては、個人情報を扱っている企業などの情報漏えいでしょう。もっとも、セキュリティは、パソコンウイルスに伴うものだけでなく、内部的な管理体制の問題があることも事実です。そうは言っても、インターネット取引が当り前になった時代には、個人情報を扱う会社のパソコンに対する危機管理体制も、新たな分野として、思考されるべき時代に入ったということでしょう。